2020年度 理事長所信

公益社団法人 野田青年会議所

2020年度 理 事 長 所 信

 

公益社団法人 野田青年会議所
2020年度 第48代理事長  小林 亮

 

変革者

~次代への一歩を踏み出そう~

 

はじめに

戦争の傷跡が残る中、「新日本の再建は青年の仕事である」という宣言の元、日本で青年会議所運動に火が灯されたのは1949年9月の事です。その日本青年会議所の前身である東京青年商工会議所は、設立趣意書において「苦難を打開してゆくために採るべき途は、国内経済の充実と、国際経済との密接なる提携」と宣言しました。2020年は、運動の火が灯ってから71年目となります。多くの犠牲者を出し、世界で唯一原子爆弾を落とされたあの戦争から、日本人としての誇りを胸に国を復興させ、7月には戦後2回目となる東京オリンピックが開催されます。日本も世界も大きく変容し、国民の価値観も青年会議所を取り巻く環境も変化を続けているが、この宣言は今なお色褪せることはありません。我々の採るべき途を迷わず進んで行きましょう。
そして我々、公益社団法人野田青年会議所(以下、野田青年会議所)は1973年7月21日、志高き先輩諸氏の英知と勇気と情熱により、全国で539番目の青年会議所として産声をあげました。創立以来、「修練・奉仕・友情」のJC三信条、JCIクリードや綱領の元、明るい豊かな社会の実現を目指し、47年という長い年月の中で先輩諸氏一人ひとりが運動を積み重ねて来られた結果が今日にあります。
まずは、日々展開している運動の中で、常に自己研鑽に励み、何事にも努力を惜しまず、地域社会の問題点を改善し、市民の意識を変革する運動によって、野田を少しでも良くしたいと志を抱き、何事にも挑戦し続けなければなりません。 しかし、年々メンバー数は減少を続け、野田青年会議所の存続すら危ぶまれる状況となっています。我々野田青年会議所の存在が失われてしまったら、この野田の未来はどうなるのでしょうか。誰かが何とかしてくれると他人事で捉えていたら、近い将来、野田青年会議所は存続の危機に直面してしまうでしょう。 我々はこの現実を悲観的に捉えず、時代に即した組織へと変革できる絶好のチャンスであると受け止め、事業や運動がメンバー減少によって負担になっているのであれば、先入観を捨て勇気を持って整理する決断も必要です。
公益社団法人という法人格に関しても、公益の特性上、活動内容に制限があり、現状のメンバー数を考えても一般社団法人への移行がより良い選択なのではないかと考えます。この法人格移行に関しても、現実と理想を照らし合わせ、未来へ向けて進めて行かなければなりません。野田青年会議の運動が縮小しても全く恥じることはなく、変革の実行者としてこの地域の未来や魅力を語り、明るい豊かな社会の実現を目指して真剣に議論を重ね、机上の空論ではなく理想を実現するために、メンバーそれぞれが自ら積極的に行動する自覚を持つ必要があります。そして、古き良きものは継承しつつ、現実を真摯に受け止め進化をしていかなければなりません。
さらに、野田に根ざした草の根運動を続けることこそ、青年会議所への信頼獲得とメンバーの拡大に繋がる確信しています。

 

 

人財の拡大・育成と意識変革

会員拡大は今、最重要課題であります。今後も青年会議所として取り組んでいくべき運動ですが、まずは一人ひとり着実に拡大を積み重ねていく必要があると考えます。
青年会議所は40歳を迎えると卒業となるため、この組織を維持して行くためには会員拡大活動が必要不可欠となります。しかし、単に会員拡大するだけではなく、メンバーの意識を変革し、より良い社会を実現して行くことこそが青年会議所運動の根幹であり、その運動を展開するためにも人財が必要です。
まずは、拡大活動をしていく上で、活動をする我々が青年会議所の根幹を理解している必要があります。そこで、様々な人材育成プログラム等を活用し、メンバー個々の青年会議所に対しての理解力を上げ、拡大活動をより活発化させていきたいと考えます。しかし、ただ単に拡大をすればいいというわけではなく、将来性のある人財を拡大し育てて行く必要があります。そして、人材育成の一環として新しく入会したメンバーに、野田青年会議所がどういった形で公益性があり、野田市の発展に寄与する運動を行っているかを知っていただく為に、もぐもぐ実行委員会と協力し、地域の子供たちを対象にした食堂を開催いたします。さらに、公益社団日本青年会議所が主催する全国大会にメンバー全員で参加する事で、学びの場はLOMだけではないという意識変革を行います。そして、青年会議所運動に邁進してこられた卒業生の思いを受け継ぎ、次世代へと繋いでいく為に卒業例会を開催いたします。
メンバーの意識が変革することによって、組織としての意識も変わり、LOM全体に勢いを付けることとなります。この意識変革こそが、野田青年会議所の更なる進化に繋がることとなるでしょう。

 

未来を託せる子どもたちへ 青少年育成

近年、少子化や共働き家庭の増加といった家族形態の変化や地域コミュニティの希薄化によって、青少年を取り巻く環境は大きく変化してきています。本来、家庭とは上下関係やあいさつといった社会的基本的ルールを学ぶ、子どもにとっての最大の学び舎でありましたが、親子間のコミュニケーションを図る機会は減少し、家族団らんや、ふれあいを通じて社会的基本的ルールや社会性を身につける事が難しくなってきている現状があります。
単に大人へと成長させることではなく、子どもたちの想像力や行動力を養い、自発的に成長し、自ら未来を切り開いていける人財へ育てる必要があります。
昨年、市内において痛ましい事件が起きてしまいました。二度とこのような事件を起こさせないために、野田市として取り組んでいる対策や、行っている青少年育成の現状を把握し、野田市には今何が必要なのかを検証する為に市政例会を開催いたします。行政と連携し、青年会議所としてできることを市民に向けて発信して行きます。そして、今年で44回目となる『わんぱく相撲野田場所』において、お互いがお互いを讃え合う美しい心や、たとえ負けても、敗戦を受け入れ勝者を讃える強い心、そして何より日本の国技である相撲理解し、楽しむことで心を育み、成長へ繋げて参ります。さらに、今年で69回目を迎える野田夏まつり躍り七夕において、市民に向けて我々が展開している日々の運動を紹介することによって、我々が脈々と受け継いできた青少年育成運動を理解していただきます。そして、こういった運動を通じて野田青年会議所を知っていただき、青年会議所と市民が一体となった青少年育成運動ができるよう働きかけて参ります。
未来を託す子供たちにどんな「今」を残せるのかを考え、青少年育成に対する意識の変革を図ってまいります。

 

強固な地盤に 組織運営

野田青年会議所が誕生してから47年という長い間、先輩諸氏が築き上げてきた伝統と想いが連綿と受け継がれてきました。しかし、近年会員拡大が成功せず、会員数も激減し、入会5年前後のメンバーが増えている今、何が野田青年会議所に必要なのかを本気で考えたときに、メンバー同士の交流を深めることによって仲間意識が芽生え、お互いが切磋琢磨し合うことで個々のスキルアップに結びつくのではないかと考えました。組織を構成するのも個人です。個々がスキルアップすることによって、組織としても強固な地盤を築く事ができます。
まずは、2019年度を確実に閉め、2020年度の運動をスムーズにスタートさせるためにも、第一回通常総会を開催いたします。そして、先輩諸氏をお呼びして、創立時の思いや運動してきた内容をお話ししていただき、なぜ我々が今、青年会議所運動を展開するのか、自分は何のために青年会議所に所属しているのかなど、「今」を考える機会として創立記念例会を開催いたします。
さらに、定款諸規定を基本とした行動を着実に行っていくことで、真の地域社会におけるリーダーになると考えます。この組織の魅力や意義を再確認し、次代を担うメンバーに正しく伝えて頂く事でメンバーそれぞれが理解し、仲間たちや市民に向けて青年会議所運動の意義を伝えることができるように致します。メンバー個々がJAYCEEであるという自覚を持ち、先輩諸氏が築き上げて来られた歴史に恥じぬ運動を展開することが求められます。このようにしっかりとした強固で絆の強い、力強い組織を構築していくことで、野田になくてはならない団体として存在し続けます。

 

外部との懸け橋・交流 事務局

野田青年会議所が野田にとってなくてはならない存在になる為には、我々が一致団結し、力強く運動を展開していく必要があると考えます。しかし、我々だけで野田というまちを明るく豊かにすることはできません。やはり、行政や他団体、そして他の青年会議所と連携をして運動を展開していく必要があります。
まずは、メンバー間の交流を深めるために、会員親睦例会を開催いたします。そして、2回目の会員親睦を短いスパンで行うことで、より深く親睦を深め、結束力を高めて参ります。さらに、今年度も理事長杯ゴルフコンペを開催し、先輩諸氏との交流も図って参ります。様々な交流を図ることによって、様々な連携をし、より質の高い運動を行っていく事目指して参ります。

 

結びに

その昔、この国には10代、20代の若さで、日本の未来のために命を賭けて戦った青年達がいます。私たちは今、彼らが戦い守ってくれたこのまちで何不自由ない平和な今を生きています。先人たちから受け継いだ「この国、このまちを想う心」を未来に向けて伝えていく事こそが我々世代の責任です。いつの時代も青年たちの新しい発想と大胆な行動力によって未来が切り開かれます。令和という新しい時代に変わった今だからこそ、我々は、幾多の困難を乗り越えてきた日本人の歴史と誇りを胸に、人財を育て、育成し、意識変革を行い、5年10年その先まで野田青年会議所が存続し、野田市においてなくてはならない青年会議所となるために、明るい豊かな未来を信じて進んでまいります。

「今」必要なものは「変革者」である。
意識を変革し、明るい野田の未来を切り開いていこう。

 

 

スローガン・基本理念・基本方針・事業計画

2020年度 スローガン

「変革者」
~次代への一歩を踏み出そう~

【基本理念】

意識の変革、次世代へ繋ぐ運動の展開

変革の実行者としてこの地域の未来や魅力を語り、明るい豊かな社会の実現を目指して真剣に議論を重ね、理想を実現するために、メンバーそれぞれが自ら積極的に行動する自覚を持つ。そして、古き良きものは継承しつつ、現実を真摯に受け止め進化していく。

【基本方針】
・人財の育成と意識変革「会員拡大意識変革運動」
・未来を託す「青少年育成運動」
・強固な地盤を「組織運営・組織力向上」
・外部との懸け橋「交流」

【事業計画】
・会員の持つ意識を変革する研修の開催
・組織力を強固なものにする研修の開催
・地域コミュニティと連携を重視した事業の開催
・市政・地域を巻き込んだまちづくり運動の開催
・野田の未来を担う可能性ある人財の育成運動の開催
・日本の歴史と文化を理解し、礼節を重んじる心を浸透させる事業の開催
・会員全員による規律を重んじる総会の開催
・諸大会への積極的な参加及び協力
・全国LOMとの積極的な交流
・青年会議所の根幹を理解した組織の運営
・情報発信ツールの有効的な活用方法の調査、研究
・地域の企業や団体と連携した事業の開催
・地域の事業への積極的参加
・日本青年会議所との綿密な連携及び事業への積極的参加
・関東地区協議会との綿密な連携及び事業への積極的参加

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