2013年度 理事長所信


2014年度 公益社団法人 野田青年会議所

理 事 長 所 信

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公益社団法人 野田青年会議所

理 事 長  山田 尚人

立ち止まることなく、この地域のために・・・・・・



はじめに

現在の日本を取り巻く社会情勢は、環太平洋地域との経済連携協定にどの様に関わるべきかを模索しているTPP問題、中国との尖閣諸島、韓国との竹島、ロシアとの北方領土などの領土領海問題、北朝鮮による核問題や未だ解決されていない拉致問題など、近隣諸国との関係は緊張感が途切れない状況にあります。国内においても2011年に起こった日本の国難「東日本大震災」により、東北、関東地方を中心とする広い範囲に甚大な被害をもたらし、原子力発電所の被災による放射性物質が漏れ出すなどの深刻な環境への問題が起こりました。農業、畜産業、観光業などにも大きな影響を及ぼし、日本の経済に大きな打撃を与え、未だはっきりとした解決策は見出されていないのが現状です。しかし震災後、被災地の状況に驚愕した人々の心には、命の尊さと自分に何ができるのか、自分にできることは何かという想いが芽生え、そこから生まれた絆という精神が呼び起こされました。そして近年、政権交代を経て経済状況はアベノミクス効果によって回復の傾向に向かい、2020年には東京でオリンピックが開催されるなど、日本にとって明るい兆しが見られます。
1949年戦後荒廃の中、日本の再建の使命に燃えた志高き青年が集い、東京青年商工会議所が誕生致しました。それから65年の歳月を経た現在、日本全国に青年会議所が存在し、「明るい豊かな社会の実現」に向け日々運動を展開しています。それぞれの地域において青年たちの熱き想いは、確かな灯火となってまちを明るく照らし続けているのです。野田市においても1973年7月21日、日本で539番目のLOMとして野田青年会議所が誕生致しました。様々に時代が変化する中で、先輩諸氏が築いてきた青年会議所運動への想いは変わること無く受け継がれ、本年42年目を迎えます。長きに渡り野田青年会議所が存在し続けているのは、いつの時代も私たちが愛するこのまちを想う青年が集い、行政や地域の企業、様々な団体と連携し運動を展開させ、強い意思を伝播させてきたからこそと言えるのではないでしょうか。しかし足元を見てみれば、現在日本全国で起こっている問題と同様に、商店や中小企業の逼迫した経営状況、少子高齢化による核家族化問題やモラルの低下、目を覆いたくなるような事件や事故など、マイナス要素が私たちの身近にあることは確かであり、それら様々な事象に対して、自らの問題として捉える気持ちと、強い行動力を持たなければ決して問題を解決することはできません。
歴史と伝統を絶やすことなく、地域が抱える問題と真正面から向き合い、いつの時代もしっかりと前を見続けてまいります。私たち自身が率先した行動を取り続ける人材へと成長を遂げ、この愛する野田市の未来を創造し、「明るい豊かな社会の実現」に向け運動を展開しなければならないのです。「修練」「奉仕」「友情」のJC3信条を胸に刻み、揺るぎない自覚と高い志を掲げ、この地域を想う青年として、力強い歩みを続けていくのです。


挑戦する機会と経験による未来づくり

 今まさに先行き不透明な変化の激しい時代を迎え、長きに渡る景気低迷の中で人々は、失敗を恐れるあまり何事に対しても勇気を持って一歩踏み出すことができなくなっているのではないでしょうか。しかし誰もが素知らぬ顔をして日々を過ごし、あきらめという限界を作り、無気力な人生を送りたいとは思っていないはずです。豊かな人生を歩んでいくためには何が必要なのでしょう。それは自らがなりたい姿を思い描き、どんな大きな困難に直面しても自分自身の明るい豊かな未来に向かい立ち止まることなく、自らの人生を創造していくために努力し続けていくことです。
人々のチャレンジ精神や創造性を育むためには、大きな目標に向かい、達成したことから生まれる自信や経験を得る機会が必要です。まずは、野田夏まつり躍り七夕において、市民の皆様に世界にチャレンジする機会を設け、世界一の壁の高さを体験していただき、世界一と言うイメージを認識していただきます。そして市民の皆様と私たちがひとつになり、多くの人々と共に創りだす世界一を目指した事業を開催し、世界という大きな目標を描き、達成された瞬間には、「挑戦」することの素晴らしさを実感することでしょう。向上心を持つことがいかに大切であるかを芽生えさせ、人生という大海原で自分自身が未来を思い描く創造性と、困難を乗り越えようと努力し続けるチャレンジ精神を鍛え、明るい未来を自ら掴み取る強い力を育みます。さらに、自分自身を創り上げるということは地域を創り上げることに繋がると考えています。身近にある様々なまちの問題に対して、この経験から育まれる人々の強い力こそが、まちの未来を変えるための力となるのです。未来を創造し得る人材は、溢れんばかりの豊かな心を持つ人材であり、溢れ出した心は地域を潤し、郷土への愛を満たしていくことでしょう。希望溢れる想いで満たされた人々で賑わう、まちの未来づくりに取り組みます。


絆深まる地域の創造

価値観の多様化やライフスタイルの変化などにより、人々の生活環境は昔と比べ大きく変わりました。個人を尊重することによるプライバシー意識が高まり、近所付き合いを好まない人々が増加しています。地域コミュニティーとの関わりが比較的薄くなり、地域や人との関係は昔よりも軽視されていた中、2011年に甚大な被害をもたらした東日本大震災発生直後、現状を目の当たりにした人々の多くが被災地に足を運び、自らができることを考え、被災者のために力を惜しまない姿がメディアから映し出されました。その行動する姿はさらに多くの人の心を動かし、温かい心の輪が大きなうねりとなって日本全国に広がって行きました。何より希薄になっていた地域や家族、人との繋がりは再び重要視され、忘れかけていた絆の大切さを想う気持ちが、多くの人々の心に呼び起こされました。
私たちは日本人に取り戻された絆を絶やすことなく、未来へと繋いでいかなければなりません。人とひととの絆を繋ぐため、第2回オーバーナイトウォークNODAを開催致します。老若男女を問わず参加者を集い、長い時間を歩きながら様々なことを語り合い、限界の中で励まし助け合いながら、「挑戦」した先にあるゴールへとたどり着いた時に得られる達成できたことへの喜びや自信は、決して忘れることの無い、何事にも代え難い経験となることでしょう。地域の企業や団体と連携し、地域と人が繋がることのできる事業を展開します。そして地域の青年団体としてまちの未来を創造するためには、行政が掲げるまちの取り組みを深く理解していく必要があります。市が取り組むまちづくりと私たちの想いを繋ぎ、これからのまちの活性化を見出していかなければならないのです。さらには青年会議所運動の過去と未来の想いを繋ぐことは、これからの運動の飛躍に繋がると考えます。先輩諸氏と現会員との交流を図り、絆をさらに深め、このまちへの想いを未来へと繋いでまいります。青年会議所のみならず、行政、地域、人が深い絆で結ばれる地域を創造します。


温かみのある青少年の育成

このまちの10年後、20年後の未来を想い描いた時、この地域を心から愛し輝かせるのは、今この時代を生きている子どもたちです。私たちは子どもたちを守り、次の世代を担う大人へと成長するよう、確かな未来へと導いていく責務があります。しかし、今の子どもたちを取り巻く環境は、心ない言葉の暴力によるいじめや児童虐待、モンスターペアレンツ問題や学力低下など、様々な問題が指摘されています。その背景には、少子高齢化や核家族化による家庭間でのコミュニケーション不足により、親から子、子から孫へ受け継がれてきた日本人が大切にしてきた道徳心からなる美しい精神性が失われつつあります。このような環境の中で育った子どもたちは、必ずしも心豊かに成長できるとは言えません。
私たちが子どもたちを確かな未来へと導くために、多くの人々や物事と関わり、様々な経験が得られる機会や環境を創っていくことが重要です。まずは日本の国技である相撲を通じ、礼儀を重んじる日本人本来のあり方や、普段勝つことのできないような大きな相手に「挑戦」する心、勝つ喜びや負ける悔しさ、敗者に対して相手を思いやる心を育むため、第38回わんぱく相撲野田場所を開催致します。そして市内の小学校に対し、感謝の気持や物を大切にする日本人本来の優しい誠心を伝えるために、倫理教育プログラムを実践し、「OMOIYARIの心」を育む事業を展開致します。さらには子どもたちの成長には好奇心を育むことが大切であると考え、知らなかったことを知る学ぶことへの喜びや、子どもたち自らがもっと知りたいという探究心を育むために、市内の子どもたちに対し楽しみながら体験し学べる機会を提供します。私たちは使命感を持って日本固有の美徳を伝え、この地域の子どもたちの豊かな心を育み、次の世代のまちを輝かせる大人へと成長を遂げるよう、確かな未来へと導きます。


心の輪を繋ぐ仲間づくりと会員の成長

野田青年会議所が誕生してから42年、設立当初から唯一継続しておこなわれているのは会員の拡大運動です。では、何故会員拡大運動を継続していかなければならないのでしょうか。私たちの運動は常にこのまちの様々な問題に対峙し、理想とするまちの形を真剣に考え、いつの時代においても青年会議所が掲げる「明るい豊かな社会の実現」に一歩でも近づけるために運動しています。しかし、どんな強い志を持っていても、作り上げる担い手がいなければ限度があり、目指す理想を実現することはできないのです。
私たちの運動を未来へと繋ぐために、一人ひとりが広告塔となり、会員が一致団結した拡大運動を展開してまいります。多くの仲間を集め、まちの夢を熱く語り、一生懸命になってこの地域の未来を創造する中で、情熱を真剣にぶつけ、互いに切磋琢磨する先には、この団体と会員の魅力も高めていけるはずです。そして熱い想いを語り合える心から信頼する仲間を得ることは、人生において何事にも変えることのできないかけがえのない財産になるのです。私たちが目指す未来を実現させるため、同じ志を持った多くの仲間を増やし続けることに「挑戦」致します。
また、青年会議所は20歳から40歳までの限られた期間で、数多くの経験を積み重ね卒業したのちに、各企業や団体、地域のリーダーとして活躍するための学び舎だと言われております。現在起こっている問題を適確に捉える判断力、解決するための明確な目標を立て、何をすることが適切であるかを見出す豊富な知識、その中で導き出される計画を着実に実行するために自らが先頭に立ち、人を動かすことができる力強い行動力を私たち自信が身につけなければなりません。
青年会議所に在籍している期間の中で、私たちは地域のリーダーとして活躍できるよう、自ら学びを得ることが必要です。青年会議所でなければ学べないことのひとつに、リーダーシップトレーニングを目的とした、日本青年会議所が推進する多種多様な充実した公認プログラムがあります。これらのプログラムは会員個々の能力の向上を見据え、JAYCEEとして必要な知識や技能を身につけることができます。青年会議所の学びを方策として吸収し能力として得ることは、円滑な方法を見出し、熟考された選択肢を導き出します。私たち自身の成長は、未来を担う青年としての成長であり、この地域の成長へと繋がるのです。共に力強く行動する仲間を集い、次の世代のリーダーと成り得る青年を生み出し続けます。


規律ある組織運営と情報発信

青年会議所という組織において、個々に与えられた役職に「挑戦」しようとする強い心を持つことに、更なる高みを目指すことが重要です。そしてその中にも、厳格な規定や規律を遵守する団体でなくてはなりません。ルールを重んじる団体でなければ、組織は組織としての形を失い、この地域の未来において野田青年会議所が確立し続けることは決してできないのです。
規律ある組織運営を行うため、公益社団法人としての時代や状況に応じた規則において、会議の運営方法や手法を再確認し、厳格なルールを遵守することを周知徹底してまいります。そして厳格なルールのもと、やるべきことは当たり前にやるという精神を持った会員を有することこそが組織の磐石な基盤となると考えます。すべての会員が青年会議所に所属することに誇りをもち、厳格な行動を取り続けます。
また、私たちが「明るい豊かな社会の実現」のために運動を展開し続けていくためには、効果的に情報発信することが必要となります。私たちが発信するまちの未来を想う運動を、様々な時代に応じて日々変わっていく情報社会に対応し、形として幅広く知っていただく術を見出してことができなければ、その効果は薄れ、地域に浸透させることはできないのです。
私たちの運動をどのように情報を発信することが効果的かを調査研究し、機能的に活用していくことが必要になります。そして私たちの運動をより幅広く知っていただくためには、広報活動の即時性も不可欠です。情報社会に対応し、運動を広く伝播させることにより、更なる存在感を高めていかなければならないのです。自らが、今再び真価が問われているという危機感をもち、規律ある率先した行動を取り続ける団体として確立します。



千葉ブロック協議会との連携

 本年度は、公益社団法人日本青年会議所関東地区千葉ブロック協議会会長を輩出するリーディングLOMとしての1年を迎えます。約1000名の同士が所属する県内の会員会議所において、会長を輩出するということは、単に会長を有するということではありません。ブロック内の青年会議所に対し、凛然とした行動を示していかなければならないと考えます。
私たちが率先した行動を取り続けるためには、ブロックとの綿密な連携を図り、会員に対して円滑に情報発信を行い、一人ひとりが取り組む運動を深く理解することが重要です。そして参加しやすい環境づくりを整え、出向者支援をより強固にすることに取り組み、発信する運動に深く参画致します。さらにはリーディングLOMとして会員が一致団結し、事業に対し積極的な行動を取り続けてまいります。まさに、次なるステージへ登るため、新たに「挑戦」し続けなければならないのです。そしてその行動の先にはブロックのみならず、公益社団法人日本青年会議所、関東地区協議会と野田青年会議所の運動が強く結ばれ、共鳴する年となることでしょう。ブロックと深く関わる経験により会員が成長し、運動の底上げに繋がることと確信します。



結びに・・・

歴史というものは、一年一年の積み重ねであり、その連続の中でしか生まれません。

我々は、この歴史と伝統の連続性の中で絶えず成長し、活動していかなければなりません。伝統を大事にし、変えてはならない事は大切に守り、変革の能動者として変えるべきところは積極的に変えていき、しっかりと足元を見つめて新たな次代に向けた「希望」への第一歩を踏み出して行きましょう。





スローガン・基本理念・基本方針・事業計画

2014年度 スローガン


挑 戦

~熱い情熱が、未来を創造する~


【基本理念】

 JAYCEEとして確固たる意志を持ち、どんな困難にも立ち向かい「明るい豊かな社会」の 実現に向けてJCとしての道を拓き、愛する地域(のだ)の発展の為に「英知」と「勇気」 と「情熱」を持って運動し、「希望」を持ち続け青年会議所としての確かな一歩を切り拓 きます。

【基本理念】

 立ち止まることなく、この地域のために・・・

 自分自身の可能性を解き放て。熱い情熱こそが困難を切り拓く鍵となり、その先にはこの 地域の明るい豊かな未来の可能性が無限大に広がっているのです。JAYCEEとして、 活力ある率先した行動を取り、未来に向け挑戦し続けます。

【基本方針】

・チャレンジ精神や創造性を育む「地域の意識向上」への挑戦
・深い絆で結ばれる「地域の創造」への挑戦
・温かみのある「地域の青少年育成」への挑戦
・共に魅力を高め合う「仲間づくり」への挑戦
・存在意義を確立する「規律ある組織運営」への挑戦

【事業計画】

・チャレンジ精神を育み、地域の未来を創る市民意識向上事業の開催
・人とひととが深い絆で結ばれ、心が繋がる事業の開催
・豊かな心を育み、確かな未来に導く青少年育成事業の開催
・JAYCEEとしての成長を目指す研修会の開催
・会員が一丸となり、一致団結した拡大運動の積極的推進
・想いを繋ぎ、人生の財産となる仲間づくり事業の開催
・公益社団法人として厳格なルールを重んじる組織の運営
・有効的に伝播する情報発信ツールの調査、研究と活用
・地域の企業や団体と連携した事業の開催
・地域の事業への積極的参加
・互いに運動が共鳴し、未来に繋がる千葉ブロック協議会との綿密な連携及び事業への積極 的参加




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